東北建設業協会連合会

東北公共工事品質確保・安全施工協議会

東北公共工事品質確保・安全施工協議会組織図

東北公共工事品質確保・安全施工協議会組織図

東北公共工事品質確保・安全施工協議会歴代会長

会長 期間 選出協会
奥田和男 H20. 2. 1 ~ H22. 6.14 宮城県
佐藤博俊 H22. 6.14 ~ H23. 7.28 宮城県
宇部貞宏 H23. 7.28 ~ H27. 7.22 岩手県
村岡淑郎 H27.10. 9 ~ R3. 5.17 秋田県
千葉嘉春 R3. 5.17 ~ 現在に至る 宮城県

令和4年度役員

  県 名 氏 名 会社名
会長 宮城 千葉嘉春 熱海建設㈱
副会長 青森 大坂憲一 ㈱大坂組
岩手 向井田岳 刈屋建設㈱
秋田 北林一成 秋田土建㈱
山形 澁谷忠昌 渋谷建設㈱
福島 長谷川浩一 堀江工業㈱
監事 宮城 武山德蔵 武山興業㈱
岩手 海野 尚 菱和建設㈱

令和4年度事業計画

 東日本大震災の発生より11年が経過し、官民挙げて事業の完遂に向けて邁進しているところであります。
震災以降も気候変動の影響等により大規模な自然災害が頻発し、多くの人命や貴重な財産が失われました。日本は世界有数の災害リスクの高い災害列島であることを実感します。
 また、一昨年から世界的に猛威を振るっている新型コロナウイルス感染症は、様々な対策が功を奏し一時的に落ち着き、経済活動の再開が一旦は進んだものの、新たな変異株により再び感染が広がり、厳しい状況でその収束が見通せない中、経済や雇用のみならず生活様式や働き方改革の有様等、幅広い分野において深刻な影響を及ぼしています。
 加えて、ロシアのウクライナ侵攻により緊迫化する国際情勢は、世界の経済情勢に深刻な影響を与えております。
 特に、世界的な原材料及び原油等エネルギーの品不足や価格高騰の影響を受けて、建設資材価格の高騰が続いており、建設全体資材価格が令和3年1月と比較して16%アップの統計がでておりますが、現場感覚ではそれ以上となっております。
 資材等の納期遅延は、工期への影響の他、仮引き渡し対応のための代替品調達による費用増も引き起こしており、今後更に幅広い建設資材に納期遅延やひっ迫が発生する恐れがあります。
 一方、東北地方は、全国に比べて人口減や高齢化が顕著であり、建設業の担い手不足が深刻化しておりますが、コロナ禍においても、建設業は建設現場において、従来に増して感染防止対策を徹底し、エッセンシャルワーカーとして事業継続に努めなければなりません。
 建設業界を取り巻く環境は、令和3年度からは、「防災・減災、国土強靭化のための5ヵ年加速化対策」として5年間で概ね15兆円が措置され、国民が安全・安心に暮らしていける持続可能な社会づくり予算として大いに期待するものでありますが、当初予算における別枠での確保を求めるとともに、先般閣議決定した骨太の方針に沿った5ヵ年後の更なる加速化、深化等を見据え、必要に応じて連合会と連携して適宜要望することとします。
 東北地方整備局直轄当初予算は、一般会計と復興予算等を合わせ2,469億円が確保されました。微増ながら回復の兆しが見られます。
 当面の事業量が一定程度は確保されても、自然災害が頻発化・激甚化しており東北のインフラの水準を鑑みれば、当初予算・強靭化予算・補正予算等を合わせて4,000億程度の安定的な事業量を確保するのが重要です。
 建設業が、将来にわたって危機管理産業としての大きな社会的責任を果たしていくためには、経営基盤を強化し、経営の安定化を図ることが最も重要であり、安定的かつ持続的な事業量の確保が必要不可欠であり、安定的な公共事業予算の増額確保・国土強靭化のための中長期的な原資の特定財源化や東北6県の経済格差の是正等に向けた活動ついては、連合会と一体となって強力に要望活動を行うこととします。

 近年、人口減や少子高齢化の傾向が顕著であり、建設業の担い手不足が深刻化しております。国土交通省においては、生産性向上へのIoT等活用による魅力ある建設現場を実現する「i-Construction」について、令和5年度までの生産性2割向上を目指して新技術・新工法・新材料の導入や利活用が進められるとともに、BIM/CIMの運用拡大に向けた全体ロードマップ(案)が示され、インフラのデジタル化が進められる中で、小規模なものを除くすべての工事においてBIM/CIM活用への転換を実現することが示されております。
 東北地方整備局においては、「東北復興働き方・人づくり改革プロジェクト」を進化させるため、DXの推進や、ICT活用工事推進「見える化」プロジェクトの取り組みを行うと共にICT活用工事を更に、普及・推進するため、自治体や中小企業での活用に向けた対策を進める等、女性・若手技術者の登用促進も一体的に進めております。
 また、「働き方改革」と「生産性の向上」の推進、「担い手確保・育成」を柱に東北復興働き方・人づくり改革プロジェクトをさらに進化させ、市町村へ拡大するなど東北全体で推進する方針であります。
 建設労働対策として、今後も、設計労務単価のなお一層の引き上げを始め現場技術者その他の従業員の賃金の引上げのため、積算基準における現場管理費等の引き上げについて要望します。
 また、賃上げの阻害要因となりかねないダンピング防止に向け、市町村等への最低制限価格等の適切な設定の徹底を図るとともに、同価格等における上限枠及び現場管理費等の算入率の引き上げについても提言を行うことと致します。
 技能の継承、若年や女性の労働力の確保、建設工事従事者の雇用安定等の問題解決に向けて、建設工事従事者の社会的地位の確立と適正な賃金体系の確立、必要な技能労働者の確保・育成・定着を推進して参ります。特に、少子高齢化により労働人口が減少するなど建設業の担い手確保・育成が喫緊の課題であり、働き方改革関連法による建設業への時間外労働の罰則付き上限規制の導入を3年後に控え、「働き方改革」の着実な進展に向けた取り組みが喫緊の課題であります。と同時に「i一Construction」や週休2日制等建設現場における生産性向上に資する取り組みについても普及・拡大に積極的に対応することと致します。
 適正な入札・契約制度への対応については、「技術と経営に優れた企業」の   持続的発展と適正な利潤を確保し健全な企業経営が維持できる入札契約制度を構築するため、東北地方整備局並びに「公共工事品質確保に関する議員連盟」等関係機関と積極的な意見交換等を進めて参ります。
 当協議会は、国民の安全・安心を確保する強靭な国土を実現するため、全力を挙げて円滑な公共事業の施工確保に努めて参ります。そして、建設工事従事者の処遇改善を図るため、自ら適切な賃金水準の確保に努め、社会保険等への加入促進を図ってまいります。と同時に適切な価格での受注活動を促進して参ります。
 更に、東北地方整備局との東北地方整備局所管施設の災害応急対策業務に  関する協定に基づき、東日本大震災の迅速な活動はもとより、平時よりパトロールを行うなど「国民の生命と財産を守る」という使命感を持って活動している「技術と経営に優れた企業」の技術集団であり、工事の品質確保はもとより優れた技術力・経営力をもって地域貢献度や社会信頼性を適切に評価されるよう一層の努力をして参ります。
 また、工事施工にあたっては災害発生を未然に防止する安全な工事推進を図るため東北地方整備局の定める「工事事故防止重点対策」を遵守し、現場管理者、技能者、建設従事者等を対象とした安全教育を推進し、公共工事施工の安全・安心が地域住民のご理解を得られるよう工事安全施工に積極的に推進して参ります。
当協議会は、地域住民の安全・安心の確保と技術と経営に優れた建設企業の持続的発展のため、公共工事の品質確保と施工に伴う災害発生を未然に防止する安全な工事施工を図る事を目的に東北6県協議会が一体となって本年度において、次の事業を重点に置き積極的に取組んで参ります。

 

1.諸事業を推進するため次の会議を開催する。

  1. 1) 会長会議
     定例会議
     其の他適宜開催し、臨機応変な活動を展開する。
  2. 2) 事務局長会議
     各県協議会に共通する諸問題につき随時開催する。

2.主たる事業内容

Ⅰ.東日本大震災に対する復興の完遂に向けて
Ⅱ.太平洋側と日本海側の経済格差の是正等に向けた活動
Ⅲ.安定的かつ持続的な事業量の確保について
  
Ⅳ. 国土交通省東北地方整備局直轄当初予算シェアの回復について
Ⅴ.地域の安全・安心の確保と公共工事の品質確保の諸施策
  1. 1)技術と経営に優れた会員企業への受注機会の確保
  2. 2)公共工事施工の平準化の推進
  3. 3)公共工事の適正積算及び適正工期の確保
  4. 4) 生産性向上に向けた取り組みについて
  5. 5)会員企業の技術力向上のための技術講習会、コスト縮減等の研鑽
  6. 6)建設災害防止対策の推進と災害時における災害緊急対策
  7. 7)発注官庁との工事施工に関する意見交換会の開催
  8. 8)公共工事品質確保に関する議員連盟との意見交換会懇談会の開催
  9. 9)其の他
Ⅵ.東北地方整備局並びに出先事務所への要望と意見の積極的反映
  1. ① 東北地方公共事業推進についての諸行事への積極的参加
  2. ② 東北地方工事安全施工推進大会を始め諸行事への積極的参加
  3. ③ 東北地方整備局よりの講師派遣による諸講習会、説明会の開催
  4. ④ 其の他諸情報関係資料の収集・配付